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2018/10/27 00:23

紙は水に弱いもの。


これをアクセサリーに仕上げるなら、防水・耐水のコーティングは必須です。

折り紙アクセサリーのコーティング剤として、よく登場するのは3つ。

・水性ニス
・UVレンジ
・マニキュアトップコート

すべて試しましたが、やはりどれもメリット・デメリットがあります。

というわけで、それぞれオススメの使用方法や、塗り方のコツなど、詳しく紹介いたします。


第1弾は、《水性ニス》

和囲でも、おもにこちらを使用しています。
個人的には、イチオシ!
ただ、用途によっては大きなデメリットもありますので、いきなり飛びつくのは危険。


私が使用しているのは、



筆でぬるタイプのニスです。
他にもいろんな種類がありますが、塗りやすさと変色しにくい点でこちらがオススメ。

ポイントごとに、細かくご説明します。

《メリット》

・和紙の質感を生かせる


これはあくまで、和紙を使う場合です。
普通の折り紙にこれを使うと、素材の安っぽさが際立ってしまいます。

和紙には、もともと高級感があるので、素材感はそのまま残したいところ。
レジンやマニキュアの硬質な印象にたいして、見た目には柔らかい印象です。

また、マットの他にも、
スーパーグロス・グロス・サテン と種類があり、
ツヤ感を出したい場合は、仕上がりを選ぶことができます。
光沢のある生地の和服に合わせるのであれば、こちらもオススメ。

・紙の両面をコーティングできる

このメリットは非常に大きいです。

レジン、マニキュアでも不可能ではありませんが、
塗るときの粘性が高く、乾燥後の硬度もあるので、
ごくうすく塗らないと折るのが難しくなりますし、失敗のリスクが高いです。

ニスの場合、さらりとしていて、塗ってから折ることができます。
ほどよい張りがでるので、折っているうちに、紙がもけもけになるのを防ぐ効果も。

少し手間かもしれませんが、一度折り筋をつけてから
ニスコーティングして再度折ると、仕上がりが美しくなります。



鶴なら、ひし形のところまで折って、裏表にニスを塗ります。

最後まで折ってからコーティングをすると、楽ではありますが、
鶴や風船など、空洞のある作品はとくに、内側が無防備です。
湿気は小さな隙間からもはいりこむので、劣化につながります。

・多少の型崩れはなおせる


以前、手芸屋さんで、レジンコーティングした折鶴かんざしの見本が
飾ってあったのですが。
いろんな人がさわったのでしょう。
(興味をもつ方がたくさんいたなら嬉しいかぎりです)

首が折れてぷらーんと…(切なっ)

硬い方が強度がありそうですが、割れやすいという弱点があります。
ニスなら、曲がることはあっても、折れたり割れたりしにくいので、
形の繊細な作品にはおすすめです。

・ムラになりにくい


紙を広げた状態でコーティングするので、平筆でさっと塗ることができます。
いきなりダバダバとつけないかぎり、ムラになりません。

最後に、外側だけ仕上げのコーティングするとき、
どうしても隙間に液がたまるようなら、
拭き取り用に、細目の筆を用意しておけば問題ありません。

・片付けが簡単


水で洗い流すだけです。はい。
固まるととれないので、放置は厳禁ですが。
レジンだと、専用のリムーバーが必要です。

《デメリット》

・塗ったときに形がくずれやすい


これは、紙質や折り紙の形によりますが。
さらさらしている分、紙が膨張して形がくずれることがあります。
折る前のコーティングをしない場合、さらに悲惨なことに。
私の場合、“たとう”が被害に合いました。
ぼわっとなります。ぼわっと。

対策は、開きそうなところを、先に薄めたボンドでのりづけすること。
そのままだと、のりが強すぎるので、生クリームくらいの固さにしてください。




鶴なら、顔・羽と尾の先っぽはこの処理をしたほうが、きれいに仕上がります。


次。ここまで読んでくださった方はお気づきかと思いますが。

・作業工程が多い


好き嫌いの別れるところです。
作品よりも、とにかく作る過程を楽しみたい方には◎。
気軽にハンドメイドを楽しみたい方にはちょっと…
という感じでしょうか。

ただ、耐久性と細部にこだわらないなら、折った後に1~2回コーティングするだけでも、
アクセサリーとして、充分楽しめます。

・量が多く、お値段高め


少量での販売がないため、使いきるのにかなりかかります。
なので、折り紙アクセ初心者なら避けたほうが無難かと。
「残ったやつ、どないしよ…」ってなります。
質がいい分、値段もいいので捨てづらいですし。

ただ、折り紙以外で使用する予定があるなら、試す価値ありです。


《手順まとめ》

・折り筋をつける
  ↓
・開いて両面をニスコーティング
  ↓
・折る
  ↓
・開きそうなところをのりづけ
  ↓
・外側をニスコーティング

手間なようですが、仕上がりを重視するなら、こちらがオススメ。

最後までお付き合いくださり、ありがとうございます。

次回は、UVレジンです。
今回ほど長くはならない(未定)はずなので、
ご興味のある方はぜひお越しください。