2018/10/07 17:08
折り紙アクセサリーの中で、もっとも人気の高いモチーフ“折り鶴”。
作家さんも、趣味で作る方も、一度は作ったこどがあるのではないでしょうか。
多くの人が作っているからこそ、作り手の個性が伝わる作品。
デザインに目新しさはありませんが、あえてここに、《和囲》のこだわりを詰め込みました。
友禅染の和紙をつかっています。
厚みがあるため、仕上がりがより立体的です。
枠を使い、仕上がりをイメージして切り出すところを決めます。
華やかな色柄と、ふんわり優しい質感で、高級感があるためフォーマルな装いにも合わせられます。
小さな折り紙で問題になるのが、紙の厚み。
小さければ小さいほど、その影響は大きく、どんなに丁寧に折っていても、だんだんずれが生じてきます。
鶴は特に、首や尾などの細い部分で紙が八重。もたつきをさけてずらして折ると、今度は羽がくずれる。
美しく折るのは至難の業です。
そこで、専用の型紙をつくり、内側にかくれる部分をトリミングすることで、首や尾、羽の付け根をすっきりと仕上げました。
変な形ですが、表にでてくる折り目や段は普通の鶴と同じです。
試し折りの鶴。同じ紙で折りました。
左がトリミングしたもの。 右が正方形から折ったもの。
全然、ちがいますね。
左側、けして手抜きしたわけではありません。(こちらも味があって好きなんですが)
美人鶴は、きれいな三角形の横顔と、先っぽまでぴたりと合わさり、すっきりした付け根の羽が特徴です。
和紙は洋紙にくらべ、長期間保存することができます。
長いものだと、二千年。
大切な人やあなた自身の、末永い幸せを祈って。
成人式や七五三などの晴れ着に。
結婚祝いや、健康長寿を願う贈り物に。
受験や就活のお守りに。
初詣や夏祭りなどの和装に。
普段着の洋装にも。
カジュアルからフォーマルまで、幅広いシーンにご使用いただけます。
洗練された和服美人の、直線的な美、淑やかな所作、そこから生じる色香。
職人の繊細な手仕事。
季節ごとに色をかえる、美しい自然と文化。