折鶴って、実はとっても難しい折り紙ですよね?
折り方は、基本的なテクニックの組み合わせで、それほど複雑でもない。
ほとんどの人が、一度は折ったことがあるのではないでしょうか。
折り紙アクセサリーの作家さんも、ほとんどの方が作っているように思います。
誰もが知っている折鶴。
でも、折るのはとっても難しい。
角と角をきっちり合わせて折っていても、完成するとずれている。
折り目が何重にも重なり、首や尾っぽがもたつく。
整えようとすればするほど、くちばしはふにゃふにゃ。
私は、子供の頃からこれと闘いつづけています。
一時は、二度と折りたくないと思っていた時期もありました。
多くの人が作っているものを、自分の作品として出すことに、今もまだ迷いがあります。
でも、メジャーなものだからこそ、それぞれの良さを比べてもらえる、
他の作品を知ってもらうきっかけになる、そう考え試行錯誤をつづけています。
今はまだ、型紙作りの段階ですが、理想の形にかなり近づいています。
「誰もそこまで気にしてないんじゃない?」と言われたりもしますが、
そこにこそ、こだわる職人を目指して、日々精進です。